ガラスのボウルに入ったショートニングの画像

【ショートニングの代用品】ないときに使える調味料と分量の目安

このガイドのポイント

  • ショートニングの代用は1:1が基本ですが、バターは水分を含むため生地がゆるんだら薄力粉を小さじ1程度足して調整します。
  • 揚げドーナツはラードで代用するとコクが出やすく、クッキーはバターで代用すると乳の香りが加わります。
  • 無香・無味を優先したいマフィンや蒸しパンには、サラダ油+コーンスターチの組み合わせが代用しやすいです。

ショートニングがないときの代用品

分量
★ 迷ったらコレクッキー・スコーン

バター

ショートニング 大さじ1(約12g)のかわりに

  • 無塩バター大さじ1(約12g)

クッキーやスコーン向き。乳風味が出るため、プレーン生地でも香りを活かしやすいです。

朝食パン用の生地

マーガリン

ショートニング 大さじ1(約12g)のかわりに

  • マーガリン大さじ1(約12g)

朝食パン用の生地やマフィンで使いやすい代用。製品によって塩分が異なるので味見調整を。

揚げドーナツ

ラード

ショートニング 大さじ1(約12g)のかわりに

  • ラード大さじ1(約12g)

揚げドーナツや中華風パイでコクを出したい時に有効。香りが出るので甘い焼き菓子は少量から。

マフィン・蒸しパン

サラダ油 + コーンスターチ

ショートニング 大さじ1(約12g)のかわりに

  • サラダ油大さじ2/3
  • コーンスターチ小さじ1

マフィンや蒸しパンなら代用しやすいです。固形油脂より生地がゆるむため、焼成時間を少し延長します。

ショートニングとは

ショートニングは植物油を水素添加して半固形にした油脂で、ラードの代替として製菓・製パン業界で広く使われてきました。バターや他の油脂と比べて無味無臭に近く、クッキーのほろほろ食感・パイ生地の層・ドーナツの軽い揚げ上がりなど、素材の香りを邪魔せずに食感だけを調整したい場面で使われます。

無味無臭に近く、素材や砂糖・スパイスの香りをそのまま引き立てます。口どけは軽く、生地に練り込むと「ショートネス(脆さ・サクさ)」と呼ばれる歯切れのよい食感が出やすいのが特徴です。

基本の使い方

クッキー生地なら、ショートニング50gを砂糖と先にすり混ぜてから薄力粉を加えると、ほろっとした食感に仕上がります。

パイ生地では、薄力粉200gに対してショートニング80gを粒が残る程度に切り混ぜると層が出やすくなります。

ドーナツの揚げ油に使う場合は、鍋にショートニング500gを溶かし、170〜175℃を保って色づきを見ながら揚げます。

食パンの配合なら、強力粉250gに対してショートニング10gを加えると、ふんわり感と口どけの軽さを補えます。

保存方法

未開封は直射日光と高温を避けた冷暗所で保存し、表示期限内を目安に使います。開封後は缶やパックをしっかり閉め、冷暗所または冷蔵で保存します。白くクリーム状のまま保てれば風味は安定しますが、黄ばみや酸化臭が出てきたら使用を控えます。

栄養・健康面

主成分は脂質で、大さじ1(約12g)あたりのエネルギーは100kcal前後です。かつての製品はトランス脂肪酸が多く含まれていましたが、近年は低減・非含有を謳う製品も増えています。成分表示を確認しつつ、使用量を必要最小限に留めるのが無理のない取り組みです。

よくある質問

クッキー生地でショートニングをバターに替えると食感はどう変わりますか?

バターはショートニングより水分が多く(約16%)乳脂肪の香りがあるため、焼き上がりは乳の風味が出てリッチな味わいになります。一方、ショートニングで作るほどほろほろ感が弱く、やや締まった食感になりやすいです。生地がゆるんだ場合は薄力粉を小さじ1程度足して硬さを調整すると、仕上がりが安定します。

ドーナツの揚げ油にラードで代用するとき、注意点はありますか?

ラードはショートニングより融点が低めで加熱するとコクのある香りが出ます。ドーナツは170〜175℃を保ちながら揚げると色づきが均一になります。甘い生地とラードの脂の香りは相性が良く、昔ながらのコクが出ますが、香りを気にする場合は少量のサラダ油でラードを割ってから使うと控えめになります。

パイ生地にショートニングとバターを使う場合、どちらが層になりやすいですか?

パイ生地の層(フレーキー感)はショートニングのほうが作りやすいとされています。ショートニングは融点が高めで生地の中に小さな粒として残りやすく、焼成中に蒸気が膨らむことで層が出ます。バターでも層は作れますが、溶けやすいため生地を冷やしながら素早く作業するのがコツです。

サラダ油+コーンスターチでショートニングを代用するとき、どんな料理に向きますか?

液体のサラダ油はコーンスターチを少量加えることで生地に絡まりやすくなりますが、固形油脂のようなショートネス(脆さ)は再現しにくいです。マフィンや蒸しパンのようにふわっとした食感が目的の焼き菓子なら代用しやすく、「ショートニング大さじ1(約12g) → サラダ油大さじ2/3 + コーンスターチ小さじ1」が目安です。

あとがき

ショートニングはバターほど存在感がないぶん、なくなっていても気づきにくい油脂です。「さあクッキーを焼こう」と生地を作り始めてから棚に見当たらないと困ります。焼き菓子ならバターで1:1が最も確実なので、まずバターがあるかだけ確認してから材料を計るのがおすすめです。揚げ油としての代用はラードが近く、手に入りにくければサラダ油でも揚がりますが、ショートニング特有の白さと軽さは少し変わります。

この調味料を使ったレシピ

厚揚げとセロリのめんつゆ唐揚げ

厚揚げとセロリのめんつゆ唐揚げ

カリッと揚げた厚揚げに、香ばしいセロリを合わせためんつゆ味のガッツリおかず。甘辛いコクと食感のコントラストで、ご飯が止まらない一皿です。

15
厚揚げとセロリの白だしふんわり蒸し

厚揚げとセロリの白だしふんわり蒸し

白だしのやさしい旨みで厚揚げとセロリをふっくら蒸し上げる、子どもも食べやすい主菜です。短時間で作れて後味はさっぱり。

12
厚揚げとかぼちゃのマヨしょうが漬け

厚揚げとかぼちゃのマヨしょうが漬け

こんがり焼いた厚揚げとかぼちゃを、しょうが香る軽めのマヨだれに漬けるだけ。満足感がありながら食べやすい、ダイエット中の作り置きおかずです。

10
厚揚げと小松菜の白だし和え

厚揚げと小松菜の白だし和え

香ばしく焼いた厚揚げとさっとゆでた小松菜を、白だしベースで手早く和える副菜です。10分で作れて、あと一品にも作り置きにも便利です。

10
厚揚げと水菜のバター醤油おつまみスープ

厚揚げと水菜のバター醤油おつまみスープ

こんがり焼いた厚揚げに、バター醤油の香りをまとわせた満足感のあるスープです。水菜のシャキッとした食感がアクセントになり、おつまみにもぴったりです。

12
厚揚げときのこのマヨしょうゆ炒め

厚揚げときのこのマヨしょうゆ炒め

厚揚げときのこをさっと炒め、マヨネーズでコクを出した節約おかずです。少ない材料でも満足感があり、ご飯が進む味に仕上がります。

10

YouTubeで動画も配信中

おかず百景

@okazu-hyakkei

家庭料理のレシピを、短くわかりやすくお届けしています。