
【ギーの代用品】ないときに使える調味料と分量の目安
このガイドのポイント
- もっとも手軽で味が近いのは無塩バターで、ギー大さじ1を同量で置き換えられます。
- バターは乳固形分が残るぶん焦げやすいので、中火で短時間にとどめるのが代用のコツです。
- 香りのコク重視ならバター系、油切れの軽さ重視なら植物油を混ぜる、と料理で使い分けると失敗しにくいです。
ギーがないときの代用品
無塩バター
ギー 大さじ1のかわりに
- 無塩バター大さじ1
バターチキンなら自然に置換可。焦げやすいので中火で短時間加熱が安心です。
ココナッツオイル
ギー 大さじ1のかわりに
- ココナッツオイル大さじ3/4
- 無塩バター小さじ1
エビカレーなら相性良好。甘い香りが出るため、ガラムマサラは少し控えめに。
太白ごま油 + バター
ギー 大さじ1のかわりに
- 太白ごま油大さじ1/2
- 無塩バター大さじ1/2
ビリヤニで使うと油切れが軽くなります。香りは穏やかなのでホールスパイスを追加。
鶏油(チーユ)
ギー 大さじ1のかわりに
- 鶏油大さじ2/3
- 無塩バター小さじ1
キーマカレーに使うと肉感が強まります。鶏の香りが出るため豆カレーには不向き。
ギーとは
ギーは、バターを煮詰めて水分と乳固形分(タンパク質や糖分)を取り除いた、澄んだ黄金色の油脂です。インドを中心に古くから使われ、乳固形分を除いてあるぶん焦げにくく日持ちしやすいのが利点です。チキンカレーやダル(豆のカレー)、ビリヤニ、タルカ(スパイスを油で香り出しする工程)などで、料理全体にコクと香ばしさを与える役割で使われます。
バター由来のミルクのようなコクに、ナッツを思わせる香ばしさが重なった濃厚な風味です。塩気はほとんどなく、加熱すると香りが立ち、スパイスの角を丸くまとめてカレー全体に一体感を出します。常温では半固形で、温めるとすっと溶けます。
基本の使い方
チキンカレー4人分なら、炒め油としてギー大さじ1を最初に熱し、玉ねぎ1個を10分炒める。
ダル(豆カレー)2人分なら、仕上げのタルカにギー小さじ2を使い、クミン小さじ1/2を30秒香らせる。
ビリヤニ3合分なら、炊飯前に米へギー大さじ1を混ぜ、香りと粒立ちをよくする。
ナン生地2枚分なら、焼き上がり直後にギー小さじ1ずつ塗って香ばしさを足す。
保存方法
未開封は冷暗所で保存し、開封後は清潔なスプーンで扱って密閉し冷蔵で約2〜3か月が目安です。長期保存するなら小分けして冷凍し、1回分ずつ解凍すると香りが落ちにくくなります。
栄養・健康面
主成分は脂質で、エネルギーが高い一方、糖質とたんぱく質はほぼ含みません。塩分はほぼゼロですが、飽和脂肪酸が多めなので、1食あたり小さじ1〜2程度を目安に使うとバランスを取りやすいです。
よくある質問
ギーがないとき、まず試しやすい代用はありますか?
無塩バターがある場合の目安は「ギー大さじ1 → 無塩バター大さじ1」。バターチキンなら自然に置換可。焦げやすいので中火で短時間加熱が安心です。 ココナッツオイルなら「ギー大さじ1 → ココナッツオイル大さじ3/4 + 無塩バター小さじ1」。エビカレーなら相性良好。甘い香りが出るため、ガラムマサラは少し控えめに。
ギーとバターの違いは何ですか?
ギーとは、バターをゆっくり加熱して水分と乳固形分を取り除いて作るインド発祥の油脂です。香ばしいコクと澄んだ香りが特徴で、ダルカレー、ビリヤニ、タルカ(油での香り出し)などで料理全体の厚みを引き上げる役割を担います。バターを使う場合の置き換えの目安は「ギー大さじ1 → 無塩バター大さじ1」。バターチキンなら自然に置換可。焦げやすいので中火で短時間加熱が安心です。表示や好みで差が出るため、仕上げ前に味見して調整してください。
ギーの保存のポイントは?
未開封は冷暗所で保存し、開封後は清潔なスプーンで扱って密閉し冷蔵で約2〜3か月が目安です。長期保存するなら小分けして冷凍し、1回分ずつ解凍すると香りが落ちにくくなります。
ギーは栄養面で何に留意するとよいですか?
主成分は脂質で、エネルギーが高い一方、糖質とたんぱく質はほぼ含みません。塩分はほぼゼロですが、飽和脂肪酸が多めなので、1食あたり小さじ1〜2程度を目安に使うとバランスを取りやすいです。
このガイドで押さえたいポイントは?
ギー大さじ1は、無塩バター大さじ1で最も手軽に代用できます。
あとがき
スパイスをひと通り並べてカレーに取りかかろうとした瞬間、ギーだけ残っていないと気づくとがっかりするものです。幸いギーはバターから作られる油脂なので、無塩バターがあればほぼ同じ感覚で代用でき、味の方向もよく似ています。バターは焦げやすい点だけ気をつければ十分です。澄ませてあるぶん日持ちしやすいので、ひと瓶あるとカレーやビリヤニの香りが安定して決まり、頼れる存在になります。




