ラードがガラスのボウルに入っている

【ラードの代用品】ないときに使える調味料と分量の目安

このガイドのポイント

  • 火力で仕上げるチャーハンや野菜炒めはサラダ油でも成立し、足りないコクはしょうゆや鶏ガラで補えます。
  • 餃子の餡や肉野菜炒めで動物性のコクが欲しいときは、サラダ油+バターやベーコンの脂が近道です。
  • 洋風のソテーやコーンバター炒めはバター、中華の炒め物はサラダ油寄りと、料理の方向性で脂を選ぶと外しません。

ラードがないときの代用品

分量
★ 迷ったらコレチャーハン・野菜炒め

サラダ油

ラード 大さじ1のかわりに

  • サラダ油大さじ1

豚の香りは出ませんが、強火で一気に仕上げるチャーハンや野菜炒めなら油としての役割は十分果たせます。コクが足りない分は、しょうゆや鶏ガラスープの素を少し効かせると物足りなさが消えます。

コーンバター炒め・ソテー

バター

ラード 大さじ1のかわりに

  • バター大さじ1

乳の香りがはっきり出るので、コーンバターしょうゆ炒めやじゃがいものソテーなど洋風寄りの料理に向きます。中華のチャーハンに使うと風味が和洋折衷になるため、狙いがある時だけ使うのがおすすめです。

餃子の餡・肉野菜炒め

サラダ油+バター

ラード 大さじ1のかわりに

  • サラダ油小さじ2
  • バター小さじ1

サラダ油でかさを確保し、バターでコクを補う合わせ技です。餃子の餡や肉野菜炒めに使うと、ラードに近い厚みを出しつつ乳の香りは控えめにまとまります。

チャーハン・ジャーマンポテト

ベーコンの脂(刻んだベーコン)

ラード 大さじ1のかわりに

  • ベーコン1〜2枚を弱火で炒めて出た脂
  • 好みでサラダ油少量

具にベーコンを使うチャーハンやジャーマンポテトなら、弱火でじっくり炒めて出た脂がそのまま動物性のコクになります。ベーコン自体の塩気が移るので、塩やしょうゆはいつもより一段控えめにすると味が決まります。

ラードとは

ラードは豚の脂肪組織を加熱して溶かし、不純物を取り除いて精製した動物性油脂です。チャーハンや野菜炒めのコク出し、餃子の餡のジューシーさ、豚骨系ラーメンの仕上げ、さらにパイ生地やビスケットを軽くサクッと焼き上げる用途まで幅広く、豚のうま味と香りで一皿の輪郭をはっきりさせてくれます。

豚由来のまろやかなうま味とほのかな甘みがあり、加熱すると香ばしさが立ち上がります。バターのような乳製品の香りはなく、サラダ油よりもコクと口当たりの厚みが出るので、少量でも料理が「中華屋さんの味」に近づきます。

基本の使い方

チャーハン

ご飯茶碗2杯分に対してラード小さじ2を熱し、卵と長ねぎを炒めてからご飯を加えると、香り高くパラッとした仕上がりになります。

餃子

餡400gに対してラード大さじ1を練り込むと、焼き餃子がジューシーになり、冷めてもパサつきにくくなります。

野菜炒め

キャベツ・もやし合わせて200gにラード小さじ1を使い、強火で一気に炒めると、豚バラ肉なしでもコクのある中華風の味わいになります。

ラーメン

しょうゆや豚骨ラーメン1杯にラード小さじ1〜2を最後に回し入れると、スープに厚みが出て表面に薄い油膜が張り、熱々の状態が長持ちします。

保存方法

ラードは空気と光で酸化しやすいので、開封後はしっかり蓋を閉めて冷蔵庫で保管し、1〜2か月を目安に使い切ります。冷えると白く固まりますが、使う分をスプーンで取って常温に戻すか、フライパンの予熱で溶かせば問題なく使えます。古くなって獣脂のようなにおいが出たら酸化のサインなので使わないようにします。

栄養・健康面

ほとんどが脂質でエネルギーが高く、糖質やたんぱく質はほぼ含みません。植物油より飽和脂肪酸の割合が多いので、毎回たっぷり使うより、仕上げに小さじ1ほど効かせてコクを出す使い方にすると料理全体のバランスを取りやすくなります。

よくある質問

ラードの代わりにサラダ油を使うと、チャーハンの味は変わりますか?

置き換えは「ラード大さじ1 → サラダ油大さじ1」で問題ありませんが、豚由来のコクと香りは出ないため、全体があっさりした印象になります。強火でしっかり炒めてご飯の水分を飛ばし、しょうゆを鍋肌で香ばしく焦がしたり、鶏ガラスープの素をひとつまみ足したりすると、コク不足を補えてお店っぽい味に近づきます。

ラードとサラダ油は何が違うのですか?

ラードは豚の脂肪を溶かして精製した動物性の脂で、常温では白く固まり、豚のうま味と香りを持っています。サラダ油は植物の種子から搾った液状の油で、香りやクセが少ないのが持ち味です。料理にコクや豚らしい風味を足したいときはラード、素材の味を生かしたいときや軽く仕上げたいときはサラダ油、と使い分けると分かりやすいです。

ラードはバターで代用できますか?

代用できます。目安は「ラード大さじ1 → バター大さじ1」です。ただしバターは乳の香りが強いので、料理が洋風寄りに傾きます。じゃがいものソテーやコーンバターしょうゆ炒めなら相性は抜群ですが、中華のチャーハンや炒め物に使うと風味が変わるため、和洋の雰囲気でよければ、という前提で使うのがおすすめです。

固まったラードはどう扱えばいいですか?

ラードは冷蔵庫で白く固まりますが、品質に問題はありません。使う分だけスプーンですくい取り、熱したフライパンに入れればすぐ溶けて液状になります。分量を量りたいときは、固形のまま大さじですり切って入れれば計量できます。電子レンジで溶かす場合は加熱しすぎると飛び散るので、短い時間で様子を見ながら溶かしてください。

あとがき

餃子を包み終えてから、餡に入れるラードを切らしていたと気づくと、ジューシーさが出せるか急に不安になります。けれどサラダ油とバターを合わせたり、ベーコンの脂を少し拝借したりすれば、家庭の一皿としては十分満足できる仕上がりに近づきます。とはいえラードは小さじ1で味がぴたりと決まる頼れる脂なので、餃子やラーメンをよく作る人は小さな容器でひとつ常備しておくと安心です。

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