ガラスのボウルに入った片栗粉の画像

【片栗粉の代用品】ないときに使える調味料と分量の目安

このガイドのポイント

  • とろみ付けはコーンスターチの同量置き換えが最も近く、失敗しにくい代用です。
  • 揚げ物の衣は米粉でも代用でき、より軽い食感に寄せられます。
  • 薄力粉で代用するときは量を控えめにし、しっかり加熱して粉っぽさと白濁を抑えます。

片栗粉がないときの代用品

分量
★ 迷ったらコレカニ玉あん

コーンスターチ

片栗粉 大さじ1のかわりに

  • コーンスターチ大さじ1

とうもろこし由来のでんぷんで、同量で置き換えられます。冷めてもとろみが落ちにくいのでカニ玉あんやカスタードに向きますが、片栗粉のような澄んだ透明感は出にくく、やや白っぽい仕上がりになります。

酢豚あんでは

薄力粉

片栗粉 大さじ1のかわりに

  • 薄力粉大さじ1/2〜2/3(同量の水で溶く)

クリームシチューやホワイトソースのようなとろみには使えますが、でんぷん純度が低いぶん透明にならず白濁します。粉っぽさが残りやすいので、酢豚あんなどでは加えてからしっかり加熱してください。

チヂミ

米粉

片栗粉 大さじ1のかわりに

  • 米粉大さじ1

チヂミや揚げ焼きの衣で軽い食感を出しやすい代用です。あんかけのとろみ付けにも使えますが、片栗粉よりさらっとした口当たりになり、強い粘りは出にくい点を踏まえて使います。

和風あんの茶碗蒸し

葛粉

片栗粉 大さじ1のかわりに

  • 葛粉大さじ1(先に水でよく溶く)

なめらかで上品なとろみが出るので、茶碗蒸しの銀あんや湯豆腐だれなど和の料理によく合います。ダマになりやすいため、必ず先に水でよく溶いてから加えてください。価格はやや高めです。

片栗粉とは

片栗粉は、じゃがいものでんぷんを精製・乾燥させた白い粉です。水で溶いて加熱すると透き通ったとろみが出るのが最大の持ち味で、中華あんかけや麻婆豆腐のとろみ付け、唐揚げの衣、和風煮物の仕上げなどに広く使われます。冷めるととろみがゆるみやすいので、温かいうちに食べる料理と相性が良い素材です。

それ自体の味や香りはほとんどなく、加える料理の風味を邪魔しません。加熱するとつやのある透明感が出て、口当たりはとろりとなめらか。衣に使えば軽くカリッとした食感になります。

基本の使い方

鶏の唐揚げなら、下味をつけた鶏もも肉300gに片栗粉大さじ3〜4をまぶし、薄くはたいてから揚げると軽くカリッとした衣になります。

麻婆豆腐のとろみ付けは、水大さじ2に片栗粉小さじ2を溶いた水溶き片栗粉を、火を止める直前に回し入れてひと煮立ちさせます。

中華あんかけ焼きそばは、具を煮たスープに片栗粉大さじ1+水大さじ2の水溶きを加えると、麺によく絡むとろみになります。

かきたま汁のとろみには、だし600mlに片栗粉小さじ2+水大さじ1を溶いて加えてから、溶き卵を流すとふんわり固まります。

保存方法

湿気を吸うと固まったり虫がつきやすいので、開封後は密閉容器に移し、香りの強い食品から離して常温保存します。スプーンやおたまを入れるときは必ず乾いたものを使うのが、湿気とダマを防ぐコツです。一度湿気って固まった粉はとろみが安定しにくいので、早めに使い切りましょう。

栄養・健康面

主成分はじゃがいものでんぷん(炭水化物)で、たんぱく質や脂質、塩分はほとんど含みません。1回に使う量も少ないので、味や食感を整えるための素材と考えると気軽に使えます。

よくある質問

片栗粉の代わりにコーンスターチを使うと仕上がりは変わりますか?

とろみ付けなら「片栗粉大さじ1 → コーンスターチ大さじ1」の同量で置き換えられます。違いは透明感で、片栗粉が澄んだとろみになるのに対し、コーンスターチはやや白っぽく不透明に仕上がります。一方で冷めてもとろみがゆるみにくいので、カニ玉あんやお菓子のカスタードのように冷やして食べるものには、むしろコーンスターチが向いています。

唐揚げの衣に片栗粉がないとき、薄力粉でも代用できますか?

代用できますが食感が変わります。片栗粉だけだと軽くカリッと、薄力粉だけだとややしっかりめの衣になります。サクッと軽い仕上がりを狙うなら、手元の薄力粉に米粉を混ぜたり、薄力粉を薄めにはたいて高温で揚げると片栗粉の食感に近づきます。両方あるなら半々で混ぜるのもおすすめです。

水溶き片栗粉を入れたらダマになってしまいました。防ぐ方法は?

粉が水に溶けきる前に高温へ入れると、表面だけ先に固まってダマになります。使う直前に水とよく混ぜ、いったん火を弱めてから回し入れ、加えながら手早く混ぜるのがコツです。時間を置くと粉が底に沈むので、入れる直前にもう一度かき混ぜてから加えてください。

あんかけのとろみが時間とともにゆるくなるのはなぜですか?

片栗粉のとろみは温度が下がると弱まり、また唾液や酢などの成分が触れると分解されてゆるむ性質があります。提供直前にとろみを付ける、しっかりひと煮立ちさせて粉に火を通す、酢を使う料理は最後に加える、といった工夫でゆるみにくくなります。

あとがき

あんかけや唐揚げは「最後のとろみ・衣で片栗粉がほしい」という場面が多く、調理の途中で残りわずかと気づくと手が止まりがちです。そんなときも、料理に合わせてコーンスターチや米粉を選べば十分おいしく仕上がります。とろみが命の料理を作る家庭ほど、ひと袋を引き出しに常備しておくと安心して取りかかれます。

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