
【和風だしの素の代用品】ないときに使える調味料と分量の目安
このガイドのポイント
- だしの香りを重視するなら、かつお節+昆布でとっただしが一番近づきます。塩は控えめに足します。
- 色を薄く仕上げたい茶碗蒸しやうどんつゆには白だしが便利。塩気は商品差が大きいので味見必須です。
- めんつゆは甘辛い煮物向き。甘みがあるぶん、砂糖やみりんを減らすと味が整います。
和風だしの素がないときの代用品
かつお節+昆布のだし
和風だしの素 小さじ1のかわりに
- かつお節5g
- 昆布2〜3cm角からとっただし100mlを使用し、塩ひとつまみを足す
味噌汁や大根の煮物、茶碗蒸しなど、だしの香りそのものを味の主役にしたい料理に最適です。だしの素小さじ1のかわりに、かつお節5gと昆布2〜3cm角からとっただし100mlを目安に置き換え、塩味が入っていないぶん塩ひとつまみを補います。とりたてのだしは香りが豊かなぶん、市販のだしの素のような塩味やうま味は加わっていないので、醤油や味噌はいつもより控えめにして、味を見ながら少しずつ足すと風味が引き立ちます。
白だし
和風だしの素 小さじ1のかわりに
- 白だし大さじ1
- 水大さじ1を合わせ、塩分が強い場合は醤油を減らして調整
茶碗蒸しやうどんつゆ、素材の色を活かしたい煮物など、色を薄く澄んだ仕上がりにしたい料理に向きます。だしの素小さじ1のかわりに白だし大さじ1を水大さじ1でのばすのが目安で、だしのうま味と塩味をまとめて補えます。ただし白だしは商品ごとに塩分の濃さが大きく違うので、加えたら必ず味を見て、レシピの塩や醤油はそのぶん減らすと塩辛くなりません。
めんつゆ(3倍濃縮)
和風だしの素 小さじ1のかわりに
- めんつゆ大さじ1
- 水大さじ2を目安にし、砂糖やみりんは控えめにする
肉じゃがや鶏の照り煮、きんぴらなど、甘辛い味つけの煮物や炒め物に使いやすい代用です。3倍濃縮なら、だしの素小さじ1のかわりにめんつゆ大さじ1を水大さじ2でのばすところから始めます。めんつゆには醤油の塩味と砂糖・みりんの甘みが含まれるので、レシピの醤油・砂糖・みりんはそのぶん減らし、味噌汁に使うときは甘みと醤油色が出るぶん味噌も控えめにすると整います。
昆布茶/粉末昆布
和風だしの素 小さじ1のかわりに
- 昆布茶小さじ1/2〜1を目安に味を見て加減
お吸い物や炊き込みご飯、浅漬けなど、昆布のうま味を手軽に効かせたい料理に向きます。だしの素小さじ1のかわりに昆布茶小さじ1/2〜1を目安にし、味を見ながら少しずつ加えます。昆布茶は塩分が高めでかつお節のような香りは出ないので、塩や醤油は後から控えめに足し、香りが欲しいときは仕上げにかつお節をひとつまみ加えると和風だしの風味に近づきます。
顆粒コンソメ+醤油
和風だしの素 小さじ1のかわりに
- 顆粒コンソメ小さじ1/3
- 醤油小さじ1/3
- 水大さじ2を目安に和風寄りに調整
野菜スープやキャベツのスープパスタなど、洋風寄りの料理に和の風味を少し足したいときの妥協案です。だしの素小さじ1のかわりに顆粒コンソメ小さじ1/3と醤油小さじ1/3を水大さじ2で合わせ、和風に寄せます。コンソメの香味野菜の風味が前に出てかつお節の香りは出ないので、味噌汁のようにだしの香りが主役の汁物には向きません。
和風だしの素とは
和風だしの素は、かつお節や昆布などからとっただしのうま味に食塩や調味料を合わせ、お湯や煮汁にさっと溶ける顆粒に仕上げた調味料です。だしを一からとる手間なく、味噌汁や煮物、おでん、炊き込みご飯などに安定したうま味と塩味を素早く加えられます。香りの主体はかつお節で、商品によって昆布や煮干しのうま味が組み合わされています。
かつお節の香りと昆布のうま味が合わさり、すっきりした塩味の奥にほんのりしたコクを感じる味わいです。少量でも味噌や醤油の風味を引き立て、汁物や煮物全体の味の輪郭をはっきりさせます。それ自体に塩味があるので、合わせる調味料の量は控えめから調整するのが基本です。
基本の使い方
基本の味噌汁なら水400mlに対して和風だしの素小さじ1/2〜1を目安に加え、具材と味噌の量に合わせて少しずつ味を見ながら調整します。
根菜の煮物では水400mlに和風だしの素小さじ1、醤油・みりん各大さじ1を合わせて、里いもや大根にじっくり味を含ませます。
炊き込みご飯は米2合に対して和風だしの素小さじ1、醤油大さじ1/2、酒大さじ1を加えると、鶏ごぼうやきのこなど具材のうま味がまとまりやすくなります。
卵焼きに使うときは卵2個に対して和風だしの素ひとつまみと水大さじ1を加え、甘さ控えめでもだしの香りが立つ仕上がりにできます。
保存方法
未開封なら高温多湿と直射日光を避けた戸棚で保存し、表示の賞味期限を目安に使います。開封後は袋の口をしっかり閉じるか密閉容器に移し、湿気で固まらないよう冷暗所か冷蔵庫で保管して3〜6か月を目安に使い切るのがおすすめです。スプーンを濡らしたまま入れると固まりやすいので、乾いた計量スプーンですくうと最後までさらさらに使えます。
栄養・健康面
主成分は食塩とアミノ酸などのうま味成分で、少量でも塩分がしっかり含まれます。味噌や醤油と合わせると塩分が重なりやすいので、減塩を意識するなら和風だしの素を控えめにして、昆布やきのこ、香味野菜のうま味で補うとバランスがとれます。
よくある質問
和風だしの素の代わりに、めんつゆを使うときの分量はどれくらいですか?
3倍濃縮のめんつゆなら、和風だしの素小さじ1に対してめんつゆ大さじ1を水大さじ2でのばすのが目安です。ただしめんつゆには醤油の塩味と砂糖・みりんの甘みが含まれているので、肉じゃがや煮物に使うときはレシピの醤油・砂糖・みりんをそのぶん減らしてください。味噌汁に使うと甘さと醤油色が出るため、味噌の量も控えめにすると整います。
かつお節と昆布から、和風だしの素の代わりになるだし(合わせだし)を取る手順は?
だしをまとめて取るときの標準的な配合は、だし400mlあたり昆布5〜6cm角1枚とかつお節10gほどです(少量で濃いめに効かせたいときは上の代用比率のように分量を増やします)。昆布は水400mlに30分ほど浸してから弱めの中火にかけ、鍋肌に小さな泡が立ちはじめる沸騰直前に取り出します(強火で煮立てるとぬめりや雑味が出ます)。ひと煮立ちさせてから火を止めてかつお節を加え、1〜2分おいてかつお節が鍋底に沈んだら、ざるにキッチンペーパーを敷いて押さえずに静かにこします。とりたては塩が入っていないので、だしの素のかわりに使うときは塩ひとつまみを足し、味噌や醤油は控えめにして味を見ながら整えてください。
昆布だしだけを取るには、水と昆布の量や時間はどれくらいですか?
水400mlに昆布5〜6cm角1枚が目安です。急がないときは水につけて冷蔵庫で3〜6時間おく水出しにすると、雑味の少ない澄んだだしになります。すぐ使いたいときは30分ほど浸してから弱めの中火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出します。昆布だけのだしはかつお節のような香りが弱いぶん上品なうま味なので、湯豆腐や炊き込みご飯、精進料理の煮物に向きます。かつお節を足せば香りとコクが加わり、和風だしの素の風味により近づきます。
白だしと和風だしの素は同じように使えますか?
どちらもだしのうま味と塩味を兼ねますが、白だしは液体で色が薄く、塩分濃度が商品ごとに大きく異なります。和風だしの素小さじ1の代わりなら、白だし大さじ1を水大さじ1でのばすあたりから始め、塩や醤油は減らして味見してください。茶碗蒸しやうどんつゆのように澄んだ色に仕上げたい料理では、むしろ白だしのほうが扱いやすいこともあります。
だしの素なしで味噌汁を作ると味が物足りません。どう補えばいいですか?
具材そのものからうま味を引き出すのが近道です。油揚げやきのこ(しめじ・えのき)、あさりなどの貝、豚肉といったうま味の強い具を入れると、だしの素がなくてもコクが出ます。さらに昆布を一片いっしょに煮るだけでもうま味が重なります。それでも足りなければ、仕上げにかつお節をひとつまみ加えて軽く煮ると香りが立ちます。味噌は香りが飛ばないよう、火を止める直前に溶き入れてください。
あとがき
味噌汁を作ろうと鍋に水を張ってから、だしの素の袋が空だと気づく瞬間は、地味に手が止まります。でも昆布とかつお節があれば一からだしがとれますし、白だしやめんつゆでも料理に合わせれば十分代わりになります。それぞれ塩気や甘みの出方が違うので、合わせる醤油や砂糖を少し控えて味見しながら進めるのがコツ。慣れてくると、その日の冷蔵庫を見て自然と「これで近づけよう」と手が動くようになります。



