
【バジルの代用品】ないときに使える調味料と分量の目安
このガイドのポイント
- トマト系の料理はオレガノを半量から、が失敗しにくい第一候補です。
- 加熱しない料理は生の大葉、こんがり焼く肉はローズマリー、クリームや魚にはタイムと、料理の調理法で選び分けます。
- 乾燥ハーブは指でつぶして香りを起こしてから少量ずつ。一度に入れず味をみながら足すのが安全です。
バジルがないときの代用品
オレガノ
バジル 小さじ1のかわりに
- オレガノ小さじ1/2〜2/3
同じトマト系で使いやすく、ピザソースやラタトゥイユならバジルの代わりに自然になじみます。香りが強く苦みも出やすいので、まず半量で入れて味をみてください。
大葉(しそ)
バジル 小さじ1(乾燥)のかわりに
- 大葉2〜3枚(せん切り)
加熱せず仕上げに散らす冷製トマトパスタやカプレーゼ風サラダなら、せん切りの大葉で爽やかさを補えます。和の香りが前に出るので、洋風に寄せたい料理では量を控えめに。
ローズマリー
バジル 小さじ1のかわりに
- 乾燥ローズマリー小さじ1/4(刻む)
じゃがいものローストや鶏もも焼きなど、こんがり焼く料理と好相性です。葉が硬く香りも強いので、細かく刻んで少量から加えると入れすぎを防げます。
タイム
バジル 小さじ1のかわりに
- 乾燥タイム小さじ1/2
白身魚のムニエルやクリーム煮で使うと上品に香ります。やや土っぽい香りがあるため、レモンを少し添えると後味が軽くまとまります。
バジルとは
バジルはシソ科の香草で、生葉のほか、乾燥させて刻んだものや粉末が瓶詰めで売られています。トマトと相性がよく、ミートソースやピザ、カプレーゼ、鶏や白身魚のソテーに加えると、甘く清涼感のある香りで素材の青くささや酸味をまとめてくれます。乾燥タイプは少量でも香りが立つので、仕上げ前にひとつまみ入れる使い方が中心です。
甘さをふくんだ青い香りに、わずかなスパイシーさが重なるのが持ち味です。生葉はみずみずしく爽やか、乾燥品は香りが凝縮して落ち着いた印象になります。トマトやにんにく、オリーブオイルと合わせると香りに奥行きが出ます。
基本の使い方
ミートソース4人分なら、煮込みの仕上げに乾燥バジル小さじ1/2を加えてひと煮立ちさせると、香りが飛びにくくソースになじみます。
マルゲリータ風トースト1枚は、トマトソース大さじ2に乾燥バジル小さじ1/4を混ぜてから具をのせて焼くと、香りがムラなく行き渡ります。
鶏むね肉200gのソテーは、塩こしょうのあとオリーブオイル小さじ2と乾燥バジル小さじ1/3をもみ込んで10分ほど置くと、焼いたとき香りが立ちます。
カプレーゼなら、トマトとモッツァレラに塩・オリーブオイルをかけ、生バジルの葉を3〜4枚ちぎってのせると見た目も香りも華やぎます。
保存方法
乾燥バジルは光と湿気で香りが抜けやすいので、未開封でも直射日光と高温多湿を避けた戸棚で保存します。開封後はフタをしっかり閉め、コンロの真上など熱がこもる場所を避けて、香りが残る3〜6か月を目安に使い切るのがおすすめです。指で軽くつぶしてから加えると、残っている香りを立てやすくなります。
栄養・健康面
料理に使う量はごくわずかなので、栄養を期待する食材ではありません。葉にはβ-カロテンやビタミンK、ポリフェノールが含まれ、塩を足さずに香りで味の輪郭を出せるため、減塩を意識した味つけの助けになります。香り成分は油に溶けやすいので、オリーブオイルと合わせると風味が広がります。
よくある質問
乾燥バジルと生バジルは同じ量で置き換えられますか?
乾燥バジルは香りが凝縮しているので、生より少なめが目安です。生の葉を刻んで使うレシピなら、乾燥バジルはおよそ1/3量から始めて味をみてください。逆に乾燥バジルしかなくて生を使いたい料理では、量を増やすより、仕上げにオリーブオイルと合わせて香りを引き出すほうがうまくいきます。加える順番も大切で、生は仕上げ、乾燥は加熱の途中で入れると香りがなじみます。
バジルの代わりにオレガノを使うと味はどう変わりますか?
どちらも同じシソ科のハーブで、トマトやチーズと合う点は共通していますが、オレガノのほうが香りが強く、ほろ苦さがはっきり出ます。置き換えは「バジル小さじ1 → オレガノ小さじ1/2〜2/3」と少なめにし、ピザソースやラタトゥイユのようなトマト系で使うと違和感が出にくいです。入れすぎると苦みが立つので、半量で一度味をみて、足りなければ少しずつ加えてください。
大葉でバジルを代用するとき、どんな料理なら自然ですか?
大葉はバジルと同じく爽やかな青い香りを持つので、加熱せずに仕上げで散らす料理と相性がよいです。冷製トマトパスタ、カプレーゼ風サラダ、モッツァレラのおつまみなどに、せん切りにして「バジル小さじ1(乾燥)→ 大葉2〜3枚」を目安に使うと爽やかにまとまります。ただし和の香りが前に出るため、しっかり煮込むトマトソースより、フレッシュ感を生かす料理に向きます。
乾燥バジルの香りが弱くなったら復活させられますか?
時間が経つと香り成分が抜けて風味がぼやけてきますが、使う直前に指やスプーンの背で軽くつぶすと、残っている香りを起こせます。それでも香りをほとんど感じないほど古い場合は、量を増やしても苦い粉っぽさが出るだけなので買い替えのサインです。新しいうちに使い切れるよう、小さめの瓶を選んでおくと最後まで香りよく使えます。
あとがき
バジルは生の鉢植えでも乾燥瓶でも、ほんのひとつまみで料理がぐっとイタリアンらしくなる名脇役です。ところが使う頻度がまちまちなので、いざトマトソースを煮るときに限って瓶が空、ということが起こりがち。そんなときもオレガノに寄せたり、冷蔵庫の大葉を刻んだりと逃げ道があると気が楽です。乾燥バジルは日持ちするので、小瓶をひとつ常備しておくと洋風おかずの幅が広がります。
この調味料を使ったレシピ

鶏ももときのこのトマト缶スープ(ガッツリ煮込み)
トマト缶の酸味と鶏もも肉の旨みが溶け込んだ、具だくさんの煮込みスープ。きのこでうまみを底上げし、パンやご飯にも合う満腹感のある一品です。

イカとじゃがいものトマト缶マリネ漬け
トマト缶の酸味とハーブの香りで仕立てた、イカとじゃがいものさっぱり漬け。冷やして食べると味が馴染み、副菜にもおつまみにも合う一品です。
豚こまとじゃがいものトマト缶マリネ
トマト缶ひと缶で酸味と甘みをまとめた、豚こまとじゃがいもを漬け込む節約メイン。冷蔵で味がなじみ、作り置きにも向きます。

厚揚げとにんじんのトマト糖質オフスープ
厚揚げのコクとトマト缶の酸味を生かした、具だくさんで満足感のある糖質オフスープです。にんじんの甘みがやさしく広がり、夜遅めの食事にもぴったりの一杯です。

厚揚げとキャベツのさっぱりトマト蒸し
厚揚げとキャベツをトマト缶で蒸し煮にした、油控えめでさっぱりと食べられる一品です。酸味のあるトマトソースが厚揚げに染み込み、軽いのに満足感のあるおかずになります。

鮭とごぼうの高タンパクトマト焼き
鮭とごぼうをトマト缶ソースでこんがり焼き上げる、高タンパクで食べごたえのある一品。オーブン任せで作れるので、メインディッシュにも作り置きにも便利です。




