
【オールスパイスの代用品】ないときに使える調味料と分量の目安
このガイドのポイント
- シナモン・クローブ・ナツメグの3種を合わせると、オールスパイス特有の複雑な甘い香りに最も近づきます。
- 中華の五香粉は方向性は違いますが、煮込み料理のスパイシーさを補う代用として使えます。
- どの代用も香りが強いので、まずは半量から加えて調整すると失敗しにくいです。
オールスパイスがないときの代用品
シナモン+クローブ+ナツメグ
オールスパイス 小さじ1のかわりに
- シナモン小さじ1/2
- クローブ小さじ1/4
- ナツメグ小さじ1/4
ミートソースやハンバーグに。3種のブレンドがオールスパイスに最も近い(3つの香りを併せ持つため)。挽きたてが香りよい。
シナモン+ナツメグ
オールスパイス 小さじ1のかわりに
- シナモン小さじ1/2
- ナツメグ小さじ1/2
パウンドケーキやクッキーに。2種でも十分近い甘い香りに。クローブが無いとき用。入れすぎると苦くなる。
オールスパイスとは
オールスパイスはフトモモ科の常緑樹ピメンタの未熟な果実を乾燥させた香辛料で、シナモン・クローブ・ナツメグを合わせたような複雑で甘い香りを1粒で持つことが名前の由来です。ハンバーグやミートソース、煮込み、焼き菓子、マリネに使われ、ジャマイカ料理では欠かせない存在です。
甘く温かみのあるスパイシーな香りに、ほのかな苦みと清涼感が重なります。挽くほど香りが強く立ち、肉料理に奥行きを与えます。
基本の使い方
ハンバーグ2人分(合いびき肉250g)には、たねをこねる際にオールスパイス小さじ1/4を加えます。
ミートソース4人分(ひき肉300g)は、トマトを煮込む段階でオールスパイス小さじ1/4を振り入れます。
豚肉のマリネ2人分には、マリネ液にオールスパイス小さじ1/2を混ぜてから30分ほど漬け込みます。
パンプキンパイ1台分の生地には、オールスパイス小さじ1/2を混ぜ込んで焼き上げます。
保存方法
密閉容器に入れて直射日光を避けた冷暗所で保存します。挽くと香りが早く飛ぶため、ホールで購入し使う直前に挽くと長く風味を保てます。
栄養・健康面
使用量がごく少量のため栄養面への影響は小さいですが、抗酸化作用があるとされるポリフェノールを含みます。塩分はほぼ含まれません。
よくある質問
オールスパイスがないとき、家にあるものだけで代用できますか?
シナモンとナツメグを1対1で合わせると、オールスパイス小さじ1/4分ならシナモン小さじ1/8+ナツメグ小さじ1/8が目安になります。クローブが加わるとさらに近づきますが、無くてもパウンドケーキやハンバーグには十分使えます。3種とも無い場合は、五香粉を少量加えると中華寄りのスパイシーさで補えます。
オールスパイスと五香粉はどう違いますか?
オールスパイスはシナモン・クローブ・ナツメグに似た甘く温かみのある香りを1粒で持つ単一のスパイスです。五香粉は八角・クローブ・シナモン・花椒・フェンネルなど複数を混ぜた中華の合わせ調味料で、八角特有の甘い香りが強く出ます。角煮など中華の煮込みには五香粉が合いますが、洋風の焼き菓子にはオールスパイスの方が自然になじみます。
オールスパイスはホールとパウダーのどちらを買うべきですか?
香りを長く保ちたいならホールがおすすめです。ホールは密閉して冷暗所に置けば1年近く風味が持ちますが、パウダーは挽いた瞬間から香りが飛び始めるため、開封後は3〜6か月を目安に使い切ります。煮込みに丸のまま入れて後で取り除く使い方もできるので、ハンバーグにもマリネにも使えるホールが扱いやすいです。
オールスパイスは入れすぎるとどうなりますか?
甘い香りとほのかな苦みが強く出て、料理全体が薬っぽく感じられることがあります。ハンバーグやミートソースなら合いびき肉250〜300gに対して小さじ1/4程度が目安で、最初は少なめに加えて味を見ながら調整するのが失敗しにくいです。入れすぎた場合は、トマトや乳製品などコクのある材料を足して全体量を増やすと角が和らぎます。
あとがき
ハンバーグのたねを仕込んでいる最中に、オールスパイスの瓶がほとんど空だったと気づいた経験はありませんか。私はそのときシナモンとナツメグを1対1で足して切り抜けました。1粒で3つの香りを持つという珍しい特徴のスパイスなので、常備しておくと煮込みや焼き菓子の仕上がりが安定します。



