本みりんがガラスのボウルに入っている

【本みりんの代用品】ないときに使える調味料と分量の目安

このガイドのポイント

  • 煮物中心なら料理酒+砂糖、魚料理なら塩分のない日本酒+砂糖、と料理で組み合わせを選ぶのが近道です。
  • みりん風調味料はアルコールがほぼないので、煮切りを省きたい親子丼や肉豆腐に向きます。
  • 砂糖系の代用は照りが出にくいので、仕上げに少し煮詰めてつやを補うと本みりんに寄せられます。

本みりんがないときの代用品

分量
★ 迷ったらコレ肉じゃが・筑前煮

料理酒+砂糖

本みりん 大さじ1のかわりに

  • 料理酒大さじ1
  • 砂糖小さじ1弱

肉じゃがや筑前煮のようにしっかり煮込む料理向き。料理酒には塩分が入っていることが多いので、砂糖は控えめから始め、煮詰めながら甘さを足すと決めやすいです。

ぶりの照り焼き

日本酒+砂糖

本みりん 大さじ1のかわりに

  • 日本酒大さじ1
  • 砂糖小さじ1

食塩無添加の清酒なので味がぼやけず、ぶりの照り焼きやさばのみそ煮など魚の臭みを抑えたい料理に向きます。甘くなりすぎたらしょうゆを少し足すと味が締まります。

肉豆腐・親子丼

みりん風調味料

本みりん 大さじ1のかわりに

  • みりん風調味料大さじ1(好みによりやや減らす)

水あめなどで甘みをつけた調味料で、アルコールはほぼ含みません。肉豆腐や親子丼など短時間で仕上げる料理は同量でよく、煮切る手間を省けます。

厚揚げの甘辛煮

水+砂糖+少量のしょうゆ

本みりん 大さじ1のかわりに

  • 大さじ1強
  • 砂糖小さじ1
  • しょうゆごく少々

厚揚げの甘辛煮やこんにゃくの炒り煮など、小鉢のおかずで甘じょっぱさだけ欲しいときの応急策です。照りは出にくいので、仕上げに少し煮詰めて補います。

本みりんとは

本みりんは、もち米と米こうじに焼酎などを加えて糖化・熟成させた、アルコールを含む甘口の調味料です。こうじの働きで生まれるブドウ糖やオリゴ糖の自然な甘みと、加熱したときに出るつやが持ち味で、肉じゃがや筑前煮の照り、ぶりの照り焼きの照り出し、煮魚で生臭さをやわらげる役割を担います。砂糖と違い、煮くずれを防ぎながら上品にまとめてくれます。

角のない穏やかな甘さと、米と発酵に由来するふくよかな香りが持ち味です。砂糖だけの甘さよりもコクがあって後味は重くならず、加熱でアルコールが飛ぶと香りとともに照りとうま味が立ち上がります。

基本の使い方

肉じゃが(2人分)なら、本みりん大さじ2・しょうゆ大さじ2・水150mlで煮て、仕上げに強火で煮からめるとじゃがいもにつやよく味がのります。

ぶりの照り焼き(切り身2切れ)では、本みりん大さじ2・しょうゆ大さじ2・酒大さじ1を煮詰めながら絡め、とろりとした照りをつけます。

かぼちゃの煮物(300g)には本みりん大さじ1・砂糖小さじ1・しょうゆ大さじ1を合わせ、落としぶたで弱火にすると煮くずれを防いでほっくり仕上がります。

煮魚(切り身2切れ)は、水200ml・本みりん大さじ2・酒大さじ2・しょうゆ大さじ2を煮立て、しょうがを加えて中火でじっくり煮含めます。

保存方法

未開封なら直射日光の当たらない常温で、瓶・紙パックとも表示の賞味期限を目安に置けます。開封後はキャップをしっかり閉め、冷暗所か冷蔵庫で数か月以内に使い切ると風味が保てます。糖分が高いので低温で結晶が出ることがありますが、湯せんで温めれば溶けて使えます。

栄養・健康面

成分の多くを糖質が占めるエネルギー源で、ナトリウムはほとんど含みません。砂糖だけのときよりコクが出るぶん、同じ甘さでも砂糖の量を控えめにできる場面があります。アルコールを含むので、子ども向けや火を通さない料理では煮切ってから使うと安心です。

よくある質問

本みりんと「みりん風調味料」はどう違いますか?代用できますか?

本みりんは米こうじの発酵で甘みを出したアルコール入りの調味料、みりん風調味料は水あめなどで甘みをつけたほぼノンアルコールの商品です。仕上がりの照りやコクは本みりんが上ですが、肉豆腐や親子丼のような短時間調理なら「本みりん大さじ1 → みりん風調味料大さじ1」で十分代用できます。アルコールがないぶん煮切りの工程は省けます。

本みりんの代わりに砂糖だけを使ってもいいですか?

甘さは出せますが、砂糖だけだと照りやコク、素材の臭み消しの働きが弱くなります。目安は本みりん大さじ1につき砂糖小さじ1ほどで、できれば水や酒を大さじ1ほど足してのばすと、煮汁の量と風味のバランスが近づきます。照りが欲しい照り焼きや煮魚では、仕上げに少し煮詰めてとろみを出すと砂糖だけでも見栄えがよくなります。

本みりんは加熱せずにそのまま使えますか?煮切りは必要ですか?

本みりんはアルコールを含むため、生のまま使うとお酒の風味が残ります。ドレッシングや和え物など火を通さない料理に使うときは、小鍋でひと煮立ちさせてアルコールを飛ばす「煮切り」をしてから加えると、まろやかな甘みだけが残ります。煮物や照り焼きのように加熱する料理なら、調理中にアルコールが飛ぶので煮切りは不要です。

料理酒と砂糖で本みりんの代わりにするとき、甘くなりすぎないコツは?

目安は「本みりん大さじ1 → 料理酒大さじ1+砂糖小さじ1弱」ですが、料理酒には塩分が含まれる商品が多いので、まず砂糖を控えめに入れ、味を見ながら足すと失敗しにくいです。煮詰めるほど甘みは凝縮されるので、煮汁が煮詰まる料理では砂糖をさらに少なめにし、仕上げ前に味見して調整するのがおすすめです。

あとがき

煮物の最後にひと回しして照りを出す本みりんは、あるとないとで仕上がりの「それっぽさ」が大きく変わります。買い物を一度で済ませたい日に限って空のボトルを振っていた、という経験は私にもあります。日本酒や料理酒に砂糖を合わせる引き出しを持っておけば、平日の照り焼きや煮魚で慌てずに済みます。よく和食を作るなら、一本ストックしておくと味決めが安定します。

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