粗塩がガラスのボウルに入っている

【粗塩の代用品】ないときに使える調味料と分量の目安

このガイドのポイント

  • 代用選びの肝は「粒の細かさ」。細かい塩ほど同じ量でも塩分が多く入るので、まず少なめから始めます。
  • 焼き物の仕上げにコクが欲しいなら岩塩、煮物には溶けやすい細かい海塩が合わせやすいです。
  • 下味を兼ねて肉をやわらかくしたいときは塩麹が便利。ただし焦げやすいので火加減は控えめにします。

粗塩がないときの代用品

分量
★ 迷ったらコレ塩むすび・ゆで卵

精製塩(食塩)

粗塩 大さじ1のかわりに

  • 精製塩小さじ2強(約10〜12g)

精製塩は粒が細かく同じ容量でも塩分が多く入るため、置き換えは控えめにします。味がシャープに出るので塩むすびやゆで卵には扱いやすい一方、焼き魚はしょっぱくなりやすく、少なめから味を見て足すと安心です。

ステーキ・ローストの仕上げ

岩塩(細かめのもの)

粗塩 大さじ1のかわりに

  • 岩塩大さじ1弱(やや控えめに)

岩塩は素朴なコクがあり、ステーキやローストビーフの仕上げ塩によく合います。ただし溶けにくく塩味がはっきり出るので、浅漬けや味噌汁ではやや硬い当たりに感じることがあります。

豚汁・肉じゃが

天然塩(粒の細かい海塩)

粗塩 大さじ1のかわりに

  • 天然塩大さじ1/2〜2/3

同じ海塩でも粒が細かいものは溶けやすく塩味を強く感じるため、豚汁や肉じゃがなどの煮物では少なめから加え、味を見ながら足すと失敗しにくくなります。にがり由来のまろやかさは近い印象です。

鶏むね肉・豚ロースの漬け込み

塩麹

粗塩 大さじ1のかわりに

  • 塩麹大さじ2(塩分を控えめにしたい場合は大さじ1と1/2)

塩麹は塩味に加えて麹由来の甘みと旨味があり、鶏むね肉や豚ロースの漬け込みに使うと下味とやわらかさを同時に出せます。水分があるので焼き物では焦げやすく、弱めの火加減にすると風味よくまとまります。

粗塩とは

粗塩は、海水を煮詰めたり乾燥させたりして作る、粒がやや大きく水分を含んだしっとりした塩です。マグネシウムなど海由来のミネラル(にがり成分)が残るためまろやかな塩味になり、焼き魚や塩むすび、浅漬け、肉の下味など、素材そのものの味を引き立てたい料理で広く使われます。

粒が大きくゆっくり溶けるので舌に当たる塩気がとがらず、後からふくらむようにしょっぱさが届きます。にがり由来のかすかな苦味やコクを感じやすく、精製塩のストレートな塩味に比べて角がとれたやわらかい味わいです。

基本の使い方

焼き魚に

サバやアジの切り身1枚(約80〜100g)に対して粗塩をひとつまみ(約1〜1.5g)ふり、10分ほどおいてからグリルで焼くと、表面は香ばしく中はふっくら仕上がります。

塩むすびに

温かいご飯200g(茶碗軽く2杯)をにぎる前に、手のひらに粗塩小さじ1/4弱をなじませてから握ると、外側にほどよく塩味がつき、ご飯の甘みが引き立ちます。

浅漬けに

きゅうり2本(約200g)に対して粗塩小さじ1/2をまぶし、軽くもんでから10〜15分おくと、水分が抜けて歯ごたえのよい浅漬けになります。

肉の下味に

鶏もも肉1枚(約250g)に粗塩小さじ1/3をふり、冷蔵庫で30分ほどおいてからソテーすると、肉にしっかり下味が入り、ジューシーさが保たれます。

保存方法

湿気とにおいを吸いやすいので、密閉できる容器に入れて直射日光を避けた場所で常温保存します。湿気で固まったときは清潔なスプーンや乾いたフォークでほぐせば問題なく使えます。塩自体は腐りませんが、香辛料やコーヒーの近くに置くとにおい移りするため、置き場所には気をつけましょう。

栄養・健康面

主成分は塩化ナトリウムで、ごく少量のマグネシウムやカルシウムなど海由来のミネラルを含みます。とはいえ塩分が高いことに変わりはないので、ミネラルを期待して多めに使うのは避け、献立全体の塩分量を意識して調整するのが現実的です。

よくある質問

粗塩の代わりに精製塩を使うと、なぜしょっぱくなりやすいのですか?

精製塩は粒が細かくサラサラなので、同じ大さじ1でもすき間が少なく、入る塩の量が粗塩より多くなるためです。目安は「粗塩大さじ1 → 精製塩小さじ2強(約10〜12g)」と少なめにし、味がシャープに出る点も踏まえて、まず控えめに加えてから足すと塩辛くなりにくいです。

焼き魚は粗塩と精製塩で仕上がりが変わりますか?

変わります。粗塩は粒が大きくゆっくり溶けるので魚の表面に塩味がとどまりやすく、焼いたときに香ばしさとふっくら感が出やすいです。精製塩でも代用できますが、細かく溶けやすいぶん下味が早く入り塩が回りやすいので、ふる量を少し控えめにして10分ほどおいてから焼くとバランスがよくなります。

粗塩が湿気で固まってしまいました。使えますか?

問題なく使えます。粗塩はにがり由来の水分を含むため固まりやすいのが特徴で、品質が落ちたわけではありません。乾いたスプーンやフォークでほぐすか、すり鉢で軽く崩せば元どおり使えます。固まりにくくしたいなら、乾燥した米粒を数粒一緒に入れておくと湿気を吸ってくれます。

浅漬けや塩もみに粗塩がないとき、何で代用できますか?

粒の細かい天然塩や精製塩で代用できます。どちらも溶けやすく塩味が強く出るので、きゅうり2本に粗塩小さじ1/2なら、細かい塩はやや控えめにしてもみ込むのがコツです。塩麹を使う手もあり、その場合は塩味に甘みと旨味が加わって、浅漬けが少しまろやかな味わいになります。

あとがき

粗塩はどの台所にもありそうで、いざ焼き魚や塩むすびを作る直前に限って袋が空、ということが起きがちです。慌てて精製塩を同量入れると一気にしょっぱくなるので、「細かい塩は少なめに」とだけ覚えておくと味を大きく外しません。塩は日持ちするので、ひと袋ストックしておくと普段の味付けが安定します。岩塩や塩麹も用途で使い分けられると、塩ひとつで料理の表情が変わって楽しくなります。

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