
【アンチョビペーストの代用品】ないときに使える調味料と分量の目安
このガイドのポイント
- 主役として香りを出したい料理(バーニャカウダ等)は、同じイワシ系のフィレや塩辛が最も近い代用です。
- 隠し味として使う料理は、ナンプラーやオイスターソースを半量から入れ、塩は後で味を見て足すと失敗しにくいです。
- どの代用も塩気が強いので、レシピの塩は最後に調整するのが共通のコツです。
アンチョビペーストがないときの代用品
アンチョビフィレ+オリーブオイル
アンチョビペースト 小さじ1のかわりに
- アンチョビフィレ1枚を細かく刻み、オリーブオイル小さじ1/2と合わせてつぶす
同じカタクチイワシの加工品なので風味が最も近い代用です。バーニャカウダやペペロンチーノなど主役に使う料理に向きますが、粒が残るので包丁でよく叩いてから加えると滑らかにまとまります。
ナンプラー+オリーブオイル
アンチョビペースト 小さじ1のかわりに
- ナンプラー小さじ1/2
- オリーブオイル小さじ1/2
同じ魚醤系の発酵香があり、トマトパスタやミネストローネなど汁気のある料理になじみます。塩気が強く独特の香りも立つので、塩は最後に味を見てから足してください。
オイスターソース+にんにく(みじん切り)
アンチョビペースト 小さじ1のかわりに
- オイスターソース小さじ1/2
- にんにく少々
魚介より貝のうま味が前に出ますが、鶏肉やじゃがいものソテーなど香ばしく焼く料理ではコクのあるソース代わりになります。にんにくを少量足すと洋風の風味に寄せられます。
いわしの塩辛+オリーブオイル
アンチョビペースト 小さじ1のかわりに
- いわしの塩辛小さじ1/2
- オリーブオイル小さじ1/2
同じイワシの塩漬け発酵品なのでうま味の方向は近く、香りはやや和風寄りになります。キャベツとベーコンの炒め物やオイルベースの和風パスタで違和感なく使えます。
アンチョビペーストとは
塩漬けにしたカタクチイワシを熟成させ、なめらかにすり潰してチューブや小瓶に詰めた魚介のうま味調味料です。フィレを刻む手間がいらず、バーニャカウダやペペロンチーノ、トマトソースのコク出し、肉や野菜のソテーの隠し味に、ほんの少しで塩気とうま味を一度に足せます。
塩気と魚介のうま味が凝縮し、熟成由来の深いコクがあります。加熱すると角のあるしょっぱさがまろやかになって料理になじみ、後味にほのかな苦味と香ばしさが残ります。生のまま使うと風味がより前に出ます。
基本の使い方
バーニャカウダソースは、オリーブオイル大さじ4とつぶしたにんにく1片に、アンチョビペースト小さじ1〜2を弱火で溶かし混ぜて野菜ディップにします。
トマトパスタなら、2人分のトマトソース(約200g)にアンチョビペースト小さじ1/2を弱火でなじませてからパスタを和えると、塩を足さなくても味が決まります。
ポテトサラダには、ゆでたじゃがいも2個分にアンチョビペースト小さじ1/3〜1/2とマヨネーズ大さじ2を混ぜ、黒こしょうを振るとおつまみ向きの味になります。
キャベツやズッキーニのオリーブオイル炒め(2人分)に、アンチョビペースト小さじ1/3を加えて炒め合わせると、シンプルな炒め物に奥行きが出ます。
保存方法
チューブや瓶のまま冷蔵庫で保存し、使うたびにキャップや口元の油をぬぐってから閉めると油焼けやカビを防げます。空気に触れると表面が酸化して色と香りが変わるので、開封後は1〜2か月を目安に使い切り、変色や酸っぱい異臭が出たものは使わないようにします。
栄養・健康面
原料がイワシのため、たんぱく質とアミノ酸由来のうま味が多い一方、塩漬け加工なので塩分はかなり高めです。ごく少量で味が決まるので使う量は自然と抑えられますが、塩分が気になる場合はほかの塩やしょうゆを控えめにして調整すると安心です。
よくある質問
アンチョビペーストの代わりにアンチョビフィレは使えますか?
同じカタクチイワシの塩漬けなので、フィレが最も近い代用です。目安は「ペースト小さじ1 → フィレ1枚を細かく刻み、オリーブオイル小さじ1/2と合わせてつぶす」。包丁でよく叩いてペースト状にしておくと、バーニャカウダやペペロンチーノでもなめらかに溶け込みます。瓶詰めの油も少し一緒に使うと風味が増します。
ナンプラーで代用すると味はどう変わりますか?
ナンプラーも魚を発酵させた魚醤なので、うま味と塩気の方向は近いです。目安は「ペースト小さじ1 → ナンプラー小さじ1/2+オリーブオイル小さじ1/2」。ただし独特の発酵香が立つので、トマトソースやスープなど他の食材と煮込む料理が向きます。塩気がはっきり出るため、料理の塩は最後に味見してから足してください。
塩気が強くなりすぎないか心配です。どう調整すればいいですか?
アンチョビペーストもその代用品も、どれも塩分の高い調味料です。レシピに塩が別で入っている場合は、まず塩を入れずに代用品を加え、仕上げに味を見てから不足分だけ足すと入れすぎを防げます。トマトやじゃがいものように甘みのある食材と合わせると、塩気がやわらいで感じられます。
アンチョビペーストとナンプラーやオイスターソースは何が違いますか?
アンチョビペーストはイワシを塩漬け熟成させた魚介のうま味調味料、ナンプラーは同じく魚を発酵させた液体の魚醤、オイスターソースはカキを煮詰めた貝のうま味調味料です。魚介系のコクという点で代用が利きますが、香りの個性や塩気の強さが違うので、量は控えめから始めて調整するのが安全です。
あとがき
パスタやポテトサラダに「アンチョビ小さじ1」と書いてあって、チューブを探したら見当たらない。そんなときでも、家にあるナンプラーやオイスターソースを半量から試せば、魚介のコクはかなり近づけられます。塩気が強い調味料ばかりなので、いつもより塩を控えめにして最後に味を見るのがうまくいくコツです。気に入った代用が見つかれば、わざわざ買い足さなくても済む日も増えていきます。




