
【XO醤の代用品】ないときに使える調味料と分量の目安
このガイドのポイント
- XO醤の核心は「海鮮由来の濃縮うま味+油+辛味」の組み合わせ。代用するときはこの3要素をそれぞれ別の調味料で補うと近づきやすくなります。
- 炒め物・炒飯にはオイスターソース+ごま油+ラー油が最も手軽な代用で、えびやいかなど魚介の具材があると相性が良くなります。
- 豆板醤は辛味のある料理限定ですが、オイスターソースと組み合わせると複合的なコクが出てXO醤らしさに近づきます。
XO醤がないときの代用品
オイスターソース+ごま油+ラー油
XO醤 大さじ1のかわりに
- オイスターソース大さじ1/2
- ごま油小さじ1/2
- ラー油少々
海鮮炒飯やレタス炒飯など、具材にえびやいかが入る料理なら、オイスターソースのうま味とラー油の辛味でXO醤の雰囲気を近づけられます。
豆板醤+オイスターソース
XO醤 大さじ1のかわりに
- 豆板醤小さじ1/2
- オイスターソース小さじ2
麻婆豆腐やピリ辛の豚バラ野菜炒めなど、もともと辛さのあるメニューでは、豆板醤で辛味を補いながらオイスターソースでコクを足すとバランスよくまとまります。
ナンプラー+ごま油+にんにく
XO醤 大さじ1のかわりに
- ナンプラー小さじ2
- ごま油小さじ1/2
- おろしにんにく少々
海老と春雨の炒め物やキャベツの魚介風炒めなど、魚介の香りを立たせたい料理では、ナンプラーの風味とにんにくでエスニック寄りの代用ができます。
市販の海鮮風味中華だれ+ラー油
XO醤 大さじ1のかわりに
- 海鮮風味の中華だれ大さじ1弱
- ラー油少々
海老マヨや白身魚のから揚げにからめるソースなど、あとがけする用途では、既製の海鮮系中華だれに少し辛味を足すと手軽に近い印象を出せます。
XO醤とは
XO醤は干し貝柱・干しえび・金華ハムなどの高級乾物を唐辛子・にんにく・エシャロットと油で炒め合わせた香港発祥の調味料です。1980年代にホテルや高級広東料理店が生み出したとされ、海鮮炒飯や青菜の炒め物に小さじ1〜2加えるだけで、乾物の凝縮したうま味とほどよい辛味が料理全体に広がります。
干し貝柱と干しえびの海鮮だしに似た深いうま味、熟成ハムのコク、唐辛子の軽い辛みが重なった複雑な風味が特徴です。油にうま味が溶け込んでいるため、少量でも炒め物全体に奥行きが出ます。後引く旨さがあり、辛さは強くなく香りの方が際立ちます。
基本の使い方
海鮮炒飯なら1人分につきXO醤小さじ1〜2を仕上げのタイミングで加え、鍋肌にさっとなじませると香りが飛びにくくなります。
青梗菜や小松菜の中華炒めでは、しょうゆ小さじ1にXO醤小さじ1を足したソースを仕上げにフライパンの縁から回しかけると野菜の甘みが引き立ちます。
蒸し鶏やゆでたアスパラガスには、XO醤小さじ1+ごま油小さじ1/2を混ぜてソースにし、きゅうりの千切りと添えると冷菜風に仕上がります。
ゆでたじゃがいもの温サラダには、XO醤小さじ1+しょうゆ小さじ1/2+酢小さじ1で即席ドレッシングにするとおつまみ感のある一品になります。
保存方法
油を媒体にしているため酸化しやすく、開封後は冷蔵庫に入れ、清潔なスプーンで取り出しながら1〜2か月を目安に使い切ると風味が保たれます。未開封なら直射日光を避けた冷暗所で数か月〜1年程度保存可能ですが、乾物が含まれているため湿気のある場所は避けてください。
栄養・健康面
乾物(干し貝柱・干しえび)を油脂に閉じ込めた構成のため、同量の他の調味料と比べてカロリーと塩分がともに高めです。大さじ1あたりの塩分は製品により差がありますが、炒め油の代わりにごく少量使うイメージで加えると、塩分を増やさずうま味だけを足すことができます。
よくある質問
XO醤の「XO」とは何を意味するのですか?
XOはコニャックなどの最高級ブランデーに付けられる等級「Extra Old(特別に長期熟成)」から来た名称で、香港の料理人が「特別上質な調味料」を表す高級感のあるネーミングとして使い始めたとされています。実際にブランデーが入っているわけではなく、干し貝柱・干しえび・金華ハムなどの高級乾物を使った調味料であることへの誇りを込めた名前です。
XO醤を使うと炒め物がなぜおいしくなるのですか?
干し貝柱や干しえびのうま味成分(グルタミン酸・イノシン酸など)が油に溶け出しているため、炒め油の一部として加えるだけで料理全体にうま味がいきわたります。加えて唐辛子の辛味が味のメリハリを作り、仕上げの香りも引き立てます。少量(小さじ1〜2)で効果が出るので、仕上げのタイミングで投入するのがポイントです。
XO醤は辛いですか? 辛さが苦手でも使えますか?
製品によって差はありますが、一般的なXO醤の辛さは豆板醤やラー油に比べると控えめです。辛さよりも「うま味と香り」が主役の調味料なので、辛さが苦手な方でも少量(小さじ1以下)から試すと使いやすいです。辛みを抑えたい場合は、炒め油として使うより仕上げにほんの少し加える形にすると辛さが立ちにくくなります。
XO醤を使うのに向いている具体的な料理を教えてください。
最もよく合うのは海鮮炒飯で、えびやいかと合わさると海鮮の旨みが何倍にもなります。次に、青梗菜・空心菜などの青菜炒め、もやしやえのきの炒め物でも少量で味が決まります。冷奴にごく少量のせても香りが楽しめますし、ラーメンや担々麺のトッピングとして加えてコクを出す使い方もあります。調理済みの料理に後からかけても風味が出るため、使い方の幅は広い調味料です。
あとがき
XO醤は少量で料理がぐっと豪華になる、まさに「隠し味の王様」的な存在です。常備している家庭は多くないかもしれませんが、一度使うとその効果の大きさに驚かされます。代用はオイスターソースと他の調味料の組み合わせで補えますが、本格的なXO醤の複層的なうま味は乾物が生み出す独自のものなので、中華料理好きであれば1瓶試してみる価値があります。青梗菜を炒めてXO醤を絡めるだけで、レストランのような一皿になります。




