七味唐辛子がガラスのボウルに入っている

【七味唐辛子の代用品】ないときに使える調味料と分量の目安

このガイドのポイント

  • 七味は「辛味+複数の香り」のブレンドなので、一味(辛味)に山椒やごま、柑橘の香りを足して組み立てるのが基本の考え方です。
  • そば・うどんなら一味+山椒、串焼きなら一味+いりごま、と料理に合う香りを選ぶと、ただ辛いだけにならず七味らしくまとまります。
  • 鍋や湯豆腐で香り重視にしたいときは、ラー油やゆず皮を使うと油気や柑橘感が加わり、満足度の高い代わりになります。

七味唐辛子がないときの代用品

分量
★ 迷ったらコレそば・うどんのつゆ

一味唐辛子+山椒

七味唐辛子 小さじ1のかわりに

  • 一味唐辛子小さじ1/2
  • 粉山椒小さじ1/4

そばやうどんのつゆに使うときはこの組み合わせが最も近く、山椒の香りが立つので鴨南蛮そばやかけそばに向いています。

焼き鳥・焼きとん

一味唐辛子+いりごま

七味唐辛子 小さじ1のかわりに

  • 一味唐辛子小さじ1/2
  • 白いりごま小さじ1/2

焼き鳥や焼きとん、豚バラ串など脂の多い串焼きに合い、胡麻の香ばしさで七味の風味に近づけられます。

鍋・水炊きのつけだれ

ラー油+粉山椒

七味唐辛子 小さじ1のかわりに

  • ラー油小さじ1/3
  • 粉山椒ひとつまみ

鍋や水炊きのつけだれ、ラーメンの追い辛味など、油気のあるスープに向きます。ラー油のコクと粉山椒の香りで七味に近い後味になりますが、液体で辛味が回りやすいので、少量ずつ加えて調整してください。

湯豆腐・大根の煮物

一味唐辛子+ゆず皮(乾燥または刻み)

七味唐辛子 小さじ1のかわりに

  • 一味唐辛子小さじ1/3
  • 刻んだゆず皮小さじ1/3

湯豆腐や大根の煮物など、淡い味付けの料理で香りを重視したいときに向き、柑橘の爽やかな香りが七味の柑橘感を補ってくれます。

七味唐辛子とは

七味唐辛子は、唐辛子を主役に、山椒・陳皮(みかんの皮)・ごま・麻の実・けしの実・青のり・生姜など、七種前後の薬味を合わせた日本のブレンドスパイスです。配合は店や商品によって異なり、辛さ寄りのものから香り高いものまで個性があります。うどんやそば、焼き鳥、牛すじ煮込み、豚汁などの仕上げにひと振りして、辛味と香りのアクセントを加える使い方が定番です。

基本の使い方

かけうどんや鍋焼きうどんに、1杯分につきひとつまみ(小さじ1/4〜1/3)を仕上げにふりかけて、だしの香りを引き立てつつ辛味を足します。

焼き鳥(塩味)や鶏もも肉のグリルに、焼き上がり1本あたり少々(小さじ1/8程度)をふり、鶏の脂のコクと香ばしさを強めます。

牛すじ煮込みやもつ煮込みに、器1杯につき小さじ1/4ほどを仕上げに加えて、味噌や醤油のコクにピリッとした辛味と香りを重ねます。

冷奴や長ねぎの輪切りを添えた奴豆腐に、しょうゆ小さじ1/2と七味少々を合わせてかけ、さっぱりした豆腐に香りと辛味をプラスします。

保存方法

七味は香りが命で、空気・光・湿気・熱に触れるほど香りも辛味も抜けていきます。直射日光と高温多湿を避け、フタをしっかり閉めて冷暗所に。湯気の立つ鍋やコンロのそばに置きっぱなしにすると湿気て固まりやすいので注意します。開けたら数か月で使い切るのが理想で、香りが弱ったと感じたら新しいものに替えると、ひと振りの満足感が戻ります。

栄養・健康面

ふりかける量がごく少ないので、カロリーや塩分はほとんど気にする必要がありません。唐辛子の辛味成分カプサイシンや山椒の香り成分を少量とれるのも特徴です。ただし辛味が強いため、胃腸が敏感なときや小さな子ども向けの料理では、量を控えめにするか別添えにすると食べやすくなります。

よくある質問

七味唐辛子と一味唐辛子は、何が違うのですか?

一味唐辛子は唐辛子だけを粉にしたもので、シンプルにまっすぐな辛さが出ます。対して七味唐辛子は、その唐辛子に山椒・ごま・陳皮・麻の実・青のりなど数種の薬味を合わせたブレンドで、辛さに加えて香りや香ばしさが重なる立体的な味わいです。料理にピリッとした辛さだけを足したいなら一味、香りも楽しみたいなら七味、と使い分けると合わせやすくなります。

一味から七味の風味を作るには、何を足せばいいですか?

手っ取り早いのは山椒とごまです。そばやうどんなら「七味唐辛子小さじ1 → 一味唐辛子小さじ1/2+粉山椒小さじ1/4」で山椒の香りを立て、焼き鳥や串焼きなら「七味唐辛子小さじ1 → 一味唐辛子小さじ1/2+白いりごま小さじ1/2」でごまの香ばしさを足すと七味らしくなります。さらにゆず皮を少し加えると柑橘の香りが出て、本格的な印象に近づきます。

七味唐辛子の辛さの主役は山椒ですか、唐辛子ですか?

辛さの主役は唐辛子です。山椒は舌がしびれるような独特の刺激と、すっとした柑橘系の香りを担当し、辛さそのものは唐辛子ほど強くありません。そのため代用を作るときは、まず一味唐辛子で辛さの土台を決め、そこに山椒で香りとしびれを重ねるイメージで配合すると、バランスのよい七味らしい味に仕上がります。

七味の香りが弱くなってきました。まだ使えますか?

風味が落ちただけなら使えますが、香りが七味の最大の魅力なので、立ち上る香りが弱いと物足りなく感じます。料理に多めにふって辛味でカバーするか、香りの強い場面では新しいものに替えるのがおすすめです。今後のために、湿気と熱を避けて少量ずつ買い、フタをきちんと閉めて早めに使い切ると、いつでも香り高いひと振りを楽しめます。

あとがき

そばや焼き鳥を前に、七味の小瓶を振ったら何も出てこない、というのはちょっとさみしいものです。でも一味に粉山椒やいりごまをひとつまみ合わせるだけで、あの立体的な香りにぐっと近づきます。料理によって足す香りを変えられるのも、自分で組み立てる楽しさ。お気に入りの七味を一本そろえつつ、一味や粉山椒を脇に常備しておくと、辛味と香りの調整が自在になって食卓が広がります。

この調味料を使ったレシピ

YouTubeで動画も配信中

おかず百景

@okazu-hyakkei

家庭料理のレシピを、短くわかりやすくお届けしています。