コンソメとブイヨンの容器が並んでいる

コンソメとブイヨンの違いと使い分け|代用するときの分量目安

コンソメとブイヨン、どちらを使えば味が決まるか迷ったときや、片方しかなくて代用に悩む方向けに、味付けの違いから料理別の使い分け、置き換える分量の目安までまとめました。

このガイドのポイント

  • ブイヨンは肉や野菜を煮出しただけの下地で、味付けはほぼされていません。
  • コンソメはブイヨンに塩やうま味調味料を加えて仕上げた完成スープで、溶かすだけで味が決まります。
  • 互いに代用はできますが、塩気の強さが違うので他の塩加減で調整すると仕上がりが近づきます。

違いの早見表

項目コンソメブイヨン
主原料肉・香味野菜のだし(ブイヨン)に塩やうま味調味料を加えたもの肉や香味野菜を煮出しただけのだし
味付け塩味とうま味がしっかり付いている味付けはほぼされておらず下地の役割
使い方溶かすだけでそのまま味が決まりやすい他の調味料と合わせて味を組み立てる必要がある
向く料理ポトフ・野菜スープ・ピラフなど手早く味を決めたい料理ソースの土台・じっくり煮込む料理など自分で味を組み立てたい料理
代用可否ブイヨン+塩・こしょうで代用可コンソメで代用可(塩気が強く出るので他の塩を控える)

結論: どちらを使う?

一言でいうと、手早く味を決めたい料理にはコンソメ、自分で味を組み立てたい料理にはブイヨンが向いています。コンソメは肉や香味野菜を煮出しただしであるブイヨンに、塩やうま味調味料を加えて仕上げた完成スープなので、溶かすだけでポトフやスープの味の輪郭が決まります。一方のブイヨンは煮出しただけの下地で味付けがほぼされていないため、ソースや煮込みの土台として使い、塩やこしょう、ワインなどで自分好みの味に仕上げる料理に向きます。どちらも代用は利きますが、塩気の強さの差を他の調味料で埋める前提で使うと失敗しにくくなります。コンソメ・ブイヨンともに塩分を含むため、塩分が気になる方・減塩が必要な方は使用量を控えるか、医師・管理栄養士の指示に従ってください。

それぞれの特徴

コンソメ

肉や香味野菜のうま味を煮出したブイヨンをベースに、塩やうま味調味料を加えて顆粒や固形に仕上げた調味料です。玉ねぎ・セロリ・にんじんといった香味野菜の香りに、肉のうま味と塩味が重なり、少量でもスープや煮込みに洋風の輪郭を与えます。家庭ではポトフやビーフシチュー、ピラフなど、これひとつで味を決めたい料理に幅広く使われます。製品によって乳・小麦・大豆・鶏肉・牛肉などを含む場合があるので、アレルギーのある方は原材料表示をご確認ください。

ブイヨン

フランス語で「だし」を意味する、肉や魚介、香味野菜を煮出しただけの液体です。塩などの味付けはほとんどされておらず、スープやソースを組み立てるための下地という位置づけになります。家庭向けには顆粒や液体、固形キューブなどの製品として売られており、コンソメより自由に味を調整したい料理の土台に向きます。原材料は製品によって異なり、乳や小麦、大豆などを含むものもあるため、アレルギーのある方は表示を確認してから選んでください。

料理別の使い分け

ポトフ・野菜スープ

手早く味を決めたいので、コンソメが向きます。水600mlに顆粒コンソメ大さじ1〜1と1/2を溶かし、キャベツやじゃがいもと弱火で煮込むだけで洋風の味が決まります。ブイヨンで作る場合は「コンソメ小さじ1 → ブイヨン小さじ1+塩少々+こしょう少々」を目安に塩気を補ってください。

本格的なコンソメスープ・フォン仕立て

澄んだスープを一から組み立てたい料理は、味付けのないブイヨンから始めるのが向きます。塩やこしょう、ワインを少しずつ加えながら味を重ねると、素材の風味を生かした奥行きのある味に仕上がります。

ピラフ・チャーハンの下味

米2合を炊くとき水の一部をコンソメ小さじ1を溶かした湯に替えると、手軽に洋風の香りが立ちます。ブイヨンで代用する場合は「コンソメ小さじ1 → ブイヨン小さじ1+塩少々+こしょう少々」を目安に、味見をしながら塩気を足してください。

ソースの土台・じっくり煮込む料理

じっくり煮込んで自分好みの味に仕上げたいソースや煮込みは、味付けの少ないブイヨンが向きます。コンソメで代用する場合は「ブイヨン小さじ1 → コンソメ小さじ1」を目安にしつつ、コンソメにはすでに塩味が含まれているため、あとから加える塩は控えめにすると味が決まりすぎません。

代用するときの分量目安

コンソメ小さじ1 → ブイヨン小さじ1+塩少々+こしょう少々

ブイヨンは味付けがほぼされていないため、そのまま置き換えると味が物足りなく感じられます。塩とこしょうで塩気とうま味の輪郭を補うと、ポトフやスープでコンソメに近い味わいになります。味を見ながら少しずつ足すと、塩辛くなりすぎるのを防げます。

ブイヨン小さじ1 → コンソメ小さじ1

コンソメにはすでに塩やうま味調味料が加わっているため、ブイヨンの代わりに使うと味がしっかり付きます。レシピで後から加える予定だった塩を控えめにしないと、塩気が重なって塩辛くなりやすいので注意してください。

よくある質問

コンソメとブイヨンは何が違うのですか?

ブイヨンは肉や香味野菜を煮出しただけのだしで、味付けはほぼされていません。コンソメはそのブイヨンに塩やうま味調味料を加えて仕上げた完成スープなので、溶かすだけで味の輪郭が決まります。手早く味を決めたいポトフやスープにはコンソメ、自分で味を組み立てたいソースの土台にはブイヨンが向きます。代用するときは「コンソメ小さじ1 → ブイヨン小さじ1+塩少々+こしょう少々」が目安です。

コンソメがないとき、ブイヨンで代用できますか?

代用できますが、ブイヨンは味付けがほぼされていないため、そのまま置き換えると味が薄く感じられます。目安は「コンソメ小さじ1 → ブイヨン小さじ1+塩少々+こしょう少々」で、塩とこしょうを補うとポトフや野菜スープでもコンソメに近い塩気とうま味に仕上がります。味を見ながら少しずつ足すのがコツです。

ブイヨンがないとき、コンソメで代用できますか?

代用できます。目安は「ブイヨン小さじ1 → コンソメ小さじ1」ですが、コンソメにはすでに塩やうま味調味料が加わっているため、味がしっかり付きます。ソースや煮込みで後から塩を加える予定だった場合は、その分を控えめにしないと塩気が重なって塩辛くなりやすいので、味見をしながら仕上げてください。

ポトフやシチューには、コンソメとブイヨンのどちらが向いていますか?

手早く洋風の味を決めたいなら、溶かすだけで味が決まるコンソメが向きます。ブイヨンから作る場合は「コンソメ小さじ1 → ブイヨン小さじ1+塩少々+こしょう少々」を目安に塩気を補うと近づきます。じっくり煮込みながら自分好みの塩加減に仕上げたいときは、味付けの少ないブイヨンから組み立てるほうが調整しやすい傾向があります。

あとがき

野菜とソーセージを切り終えていざ煮込もうとしたら、コンソメの箱もブイヨンの瓶も味付けの差を忘れて計量してしまい、味を見て慌てて調整したことがあります。それぞれの味付けの有無を知っておくと、どちらしかない日でも落ち着いて味を組み立てられます。