
【シナモンの代用品】ないときに使える調味料と分量の目安
このガイドのポイント
- お菓子に使うなら、香りの方向が近いナツメグかオールスパイスを半量から足すのが失敗しにくいです。
- 五香粉は八角が強く中華寄りになるので、煮込みや炒め物向き。洋菓子には入れすぎないのがコツです。
- 甘い料理向きか、しょっぱい料理向きかで代用品を分けると、香りの違和感を抑えられます。
シナモンがないときの代用品
ナツメグ
シナモン 小さじ1のかわりに
- ナツメグ小さじ1/2〜2/3
同じ甘い系スパイスで温かみのある香りが近い代用です。シナモンより香りが重く甘さは控えめなので、かぼちゃプリンやミートソースには少量から足してまとめるとなじみます。
五香粉
シナモン 小さじ1のかわりに
- 五香粉小さじ1/3〜1/2
五香粉にはシナモン(桂皮)も含まれますが八角の香りが強く中華寄りになります。魯肉飯や手羽の煮込みなら個性として活きますが、洋菓子では香りが浮きやすいので控えめにします。
オールスパイス
シナモン 小さじ1のかわりに
- オールスパイス小さじ3/4
クローブやナツメグを思わせる複合的な香りで、温かみの方向は近い代用です。キャロットケーキやクッキー、スパイスを効かせた焼き菓子に向いています。
カルダモン
シナモン 小さじ1のかわりに
- カルダモン小さじ1/2
清涼感のある香りで後味が軽くなる代用です。ミルクティーやフレンチトーストなど、すっきりした香りが合う場面で試しやすく、入れすぎると香りが立ちすぎるので少量から調整します。
シナモンとは
シナモンはクスノキ科の樹皮を乾燥させたスパイスで、棒状のスティックと、それを挽いたパウダーがあります。甘く温かみのある香りが特徴で、アップルパイやシナモンロールなどの焼き菓子、チャイやホットワインなどの飲み物、カレーや肉の煮込みの香りづけまで幅広く使われます。
甘く温かみのある香りが中心で、ほのかな木質感とわずかな刺激があります。砂糖と合わせると香りが丸くまとまり、肉料理では脂っぽさやくさみを抑えて香りを引き立てる働きをします。
基本の使い方
アップルパイのフィリングは、りんご2個分にシナモン小さじ1/2を砂糖と一緒に混ぜてから焼くと香りが全体に回ります。
チャイ2杯分なら、煮出した紅茶にシナモン小さじ1/4を入れ、牛乳を加えて3分ほど煮て香りを移します。
ホットケーキ2枚分の生地にシナモン小さじ1/4を混ぜ、焼いてバターを添えると朝食向けの香りになります。
キーマカレー4人分には仕上げ前にシナモン小さじ1/8を加えてひと煮立ちさせると、甘い余韻が加わります。
保存方法
パウダーは香りが抜けやすいので、開封後は密閉容器に入れて湿気と高温・直射日光を避けて保存し、3〜6か月を目安に使い切ると風味を保てます。スティックは香りが長持ちするため、香りが弱ったと感じたら使う直前に細かく削ると立て直せます。
栄養・健康面
料理に使う量はごくわずかなので、エネルギーや塩分への影響はほとんどありません。微量ながら食物繊維やマンガンを含みます。香りづけが主な役割なので、シナモンシュガーのように砂糖やバターと一緒に多く摂りすぎない使い方が健康面では無理がありません。
よくある質問
シナモンの代わりに一番近い香りになるスパイスはどれですか?
甘く温かみのある香りという点では、ナツメグかオールスパイスが近い代用です。ナツメグは「シナモン小さじ1 → 小さじ1/2〜2/3」、オールスパイスは「小さじ3/4」が目安です。どちらも香りに個性があるので、半量ほど入れて様子を見ながら足すと、シナモンの代わりとして無理なくまとまります。
アップルパイやシナモンロールのお菓子にも代用は使えますか?
使えます。お菓子にはナツメグやオールスパイスが向いていて、生地やフィリングの砂糖と一緒に混ぜると香りがなじみます。五香粉は八角の香りが強く洋菓子では浮きやすいので避けたほうが無難です。カルダモンはミルク系の焼き菓子なら爽やかなアクセントになり、少量から試すと使いやすいです。
シナモンスティックしかありません。パウダーの代わりになりますか?
煮込みや煮出す料理ならスティックがそのまま使えます。チャイやカレー、コンポートなどは、スティック1本を加えて一緒に煮ると香りが移ります。生地に混ぜたいときは、おろし金やすり鉢で細かく削れば代用できますが、完全な粉末にはしにくいので、香りづけ程度に使うのがおすすめです。
シナモンと五香粉は何が違いますか?
五香粉は数種類のスパイスを混ぜた中華の合わせ調味料で、シナモン(桂皮)も含まれますが、八角・クローブ・花椒などが加わって複雑な香りになります。そのため甘い香りだけでなくスパイシーさが前に出ます。中華の煮込みには合いますが、シナモン単体の甘い香りが欲しいお菓子では量を控えめにするのがコツです。
あとがき
焼きたてのトーストにシナモンシュガーを振ろうとして瓶が空、という朝は地味にがっかりします。私はそんなとき、ナツメグをほんの少し混ぜて切り抜けています。香りの方向は少し変わりますが、温かい飲み物やりんごと合わせれば十分おいしく感じられます。スパイスは少量で長く使えるので、小瓶をひとつ常備しておくと、急に甘い香りが欲しくなった日に頼りになります。




